インテリアコーディネーター監修

合皮ソファーの寿命を延ばす3つの使い方

合皮ソファーの寿命を延ばす3つの使い方

合皮のソファーを使っている、または購入予定だという人は、ソファーの寿命が気になるのではないでしょうか。

ソファーのへたりと言えば座面が多いですが、合皮に関しては素材自体の耐久性に疑問を感じている人も多いはず。

せっかく買っても2~3年でボロボロになるのはちょっと…と考える人も多いはず。

そこでここでは、合皮のソファーと上手に付き合っていく方法を考えてみようと思います。

合皮の種類

まず寿命を考えるなら素材の特徴をよく知ることが大事。

一口に「合皮」と言っても、実はみんながみんな同じではないんですね。

合皮はいわゆる人工的な革素材ですが、一般的には2種類の合皮が多く使われています。

PVCレザー

PVCレザーは「Polyvinyl chloride」の略で、塩化ビニールレザーです。

合皮と言えば多くはPVCレザーの場合が多く一般的な素材と言えます。

見た目には本革と区別がつかないほど。

その道のプロが見ても一見しただけでは分からないほど、近年の技術力は向上しています。

人工物なので技術力が大きく影響し、日本のような物づくりの上手な人種の得意分野とも言えますよね。

最大の利点は高級感のある雰囲気が安価に手に入る点。

大きくコストダウンすることができるので、販売価格もグッと抑えることができます。

本革は素材の良さがある分、高価で手が出ないという家庭も簡単に手が届きます。

また、人工物なのでカラーリングも豊富で、黒やブラウン・キャメル色・ホワイト・レッド…など、様々な色があります。

ファブリックのようなオシャレさを演出することも可能で、幅広い年代の人が使いやすいと言えますよね。

デメリットは通気性の悪さでしょう。

湿度の高い日などは座るとベタつきが気になる人も多いはず。

耐久性もあまりなく経年劣化が目立ち、表面も約60度で溶けるので熱いお茶などの扱いには要注意です。

紫外線にも弱いので配置を工夫することも重要。

カーテンを紫外線カットのものにするのは賢い方法と言えます。

滑りやすいのも欠点と言えるでしょうか。

PUレザー

もう一つ多いのがPUレザーで「Polyurethane」の略です。

ポリウレタンレザーというよりは、ソフトレザーと呼ばれるほうが多いですね。

PVCレザーと比べると若干価格が高い特徴があります。

通気性が良くなるので貼りつく感じが減り、肌触りが良く座った時の満足感は高いと言えます。

質感もPVCレザーよりいいのですが、お手入れのしやすさや耐久性はPVCレザーのほうが上。

一長一短なので最終的には好みで決めていいと思います。

質感ならPUレザー、お手入れのしやすさならPVCレザーといった感じです。

長持ちさせるコツ

どちらの合皮にしろ、毎日のように全体重をかけるソファーは痛むのも早いと言えます。

合皮のバッグやかばんを考えても、そんなに長くいい状態をキープするのは難しいですよね。

それが全体重を毎日のようにかけ続ければ、傷むのも当然と言えます。

ただ、本革は経年変化を愉しむことができますが、合皮の場合は経年劣化になってしまいます。

なので長く使うためには少しの工夫が必要。

ポイントは次の3点です。

  1. 直射日光に当てない
  2. カバーを上手に使う
  3. シートクッションを敷く

直射日光に当てない

合皮は直射日光に弱いので、窓際に配置するときは要注意。

紫外線をカットするカーテンなどの工夫も重要になります。

できれば直射日光がモロに当たらないような配置がベスト。

多少は仕方ありませんが、お部屋の位置や窓の向きなどを考慮し、日の当たりやすい窓の近くに置かないようなレイアウトを心掛けることが大事です。

直射日光が当たる場所では、長くくつろぎにくいとも言えますよね。

カバーを上手に使う

経年劣化は合皮を使う以上仕方ない事。

そう割り切って使う方が合皮の良さを活かすことができるものです。

だから安いんですから。

始めは普通に使い、傷んできたら布製のカバーをかけてファブリックソファーのように使えば、一つのソファーで二種類楽しめます。

始めから劣化を恐れるあまり全部布カバーで覆ってしまうと、合皮を選択した意味が分からなくなってしまいます。

また、耐久性に優れた合皮が次々開発されてきていますが、そもそも合皮の利点は安価に革の良さを手に入れることができる点。

耐久性に優れた合皮は思いのほか高価になり、合皮としての存在価値が微妙だと感じます。

「価格が安く、その分だけ劣化を気にせず思う存分使える」これが合皮ソファーの魅力とも言えますよね。

シートクッションを敷く

最も傷みやすい座面にはシートクッションを置くのも一つの手。

使いにくくなる可能性もありますが、体重がかかる面に一つクッションを挟むことで、劣化を抑えることができます。

やはり全体重がかかる座面は、最初に痛んでくる部分。

座面だけならレザー素材が隠れてしまうこともなく、素材感を活かしつつ座面を保護することができます。

まとめ

「合皮はすぐボロボロになる」というのが定説ですが、実はなんとも当たり前のことを言ってるだけ。

本革やファブリック素材と比べ、耐久性を犠牲にしながら革の良さを味わえるのが合皮素材。

そこに耐久性をも求めるなら本革にしなければいけないのは当然の事です。

すぐボロボロになるので初めから価格に還元しており、それこそが合皮なのですから。